補装具と日常生活用具

補装具の交付と修理

職業その他日常生活を容易にするため、補装具の交付・修理券の発行という事業が行なわれています。

なお、舗装具の交付には、原則として専門医の意見書が必要となります。詳しくはお住まいの地域の福祉サービスの窓口までお問い合わせください。

対象:身体障害者手帳1〜6級
費用負担:原則1割の自己負担。ただし、収入に応じて上限額が設定されています。
視覚障害者対象の補装具一覧:
  1. 普通義眼
  2. 特殊義眼
  3. コンタクト義眼
  4. 矯正眼鏡:いわゆる普通の「めがね」です。
  5. コンタクトレンズ
  6. 弱視眼鏡:拡大鏡やルーペの類です。
  7. 遮光眼鏡:「サングラス」の一種ですが、ロービジョンの人の目の病気や見え方に合わせて選べるように、いろいろな種類のものがそろっています。
  8. 盲人安全つえ:いわゆる「白杖(はくじょう)」です。

給付の内容は、所得や目の病気などによって異なりますので、詳しくはお住まいの地域を担当する福祉サービスの窓口までお問い合わせください。

なお、身体障害者手帳を所持していなかったり、いろいろな事情で給付が受けられなかった場合でも、弱視眼鏡、遮光眼鏡、白杖などについては、それらを取り扱っている店舗で購入することができます。

弱視眼鏡、遮光眼鏡などを取り扱っている店舗

弱視眼鏡、遮光眼鏡などは、特殊なものなので町の眼鏡店には置いていないことが多いようです。

都内には、このような視覚障害者用の特殊な眼鏡を常時置いている「ロービジョンルーム」と呼ばれるショールームが3ヵ所ほどあります。

これらは眼鏡店が開設していますので、実際に現物を確認して気に入ればその場で購入することもできます。

ただし、こういった特殊な眼鏡に詳しい専門の人は、それぞれのお店に1人ずつぐらいしかいません。

そこで、これらの眼鏡について詳しいご相談を希望される方は、事前に電話などで専門の人がいる日を確認して、予約してから出かけられることをお勧めします。

白杖を取り扱っている店舗

都内で白杖を取り扱っている店舗は、日本点字図書館用具事業課日本盲人会連合用具購買所東京ヘレン・ケラー協会盲人用具センターと3ヵ所あります。活字や音声・点字でのカタログも電話などで取り寄せることができます。また、これらの店舗はいずれも高田馬場周辺に集中していますので、用具を実際に手にとって確認してみるには便利かもしれません。

また、大阪にある「有限会社 ジオム社」という、視覚障害者向け用具の老舗の販売所、及び、日本点字図書館用具事業課が運営する「わくわく用具ショップ」というサイトでは、わざわざ店舗に出向かなくてもいいように、電話やインターネットを利用した通信販売も行っています。

「日常生活用具」給付事業

在宅の重度障害者に対しては、日常生活の便宜のために、重度障害者(児)日常生活用具給付事業という事業が行われています。

視覚障害に関係した日常生活用具の一覧など、詳細につきましては、「視覚障害者用 日常生活用具給付製品一覧」をご参照ください。

日常生活用具を販売している店舗

日常生活用具として申請を行う前に、これらの用具に実際に触れて確かめてみたり、いろいろな事情で給付が受けられない場合でも、視覚障害者用用具販売所で商品に触れて確かめてみたり、購入したりすることができます。

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